
夏が訪れると、私たちが選ぶズボンやスカートは自然と短くなりますよね。
その際に気になるのが、やはり太もも周りです。
ダイエットでお腹周りはスリムになったものの、
なぜか太ももが依然として気になるという方や、
上半身はかなり細く見えるのに
太ももだけが目立ってしまうという方は、多くいらっしゃることでしょう。
では、その原因は一体何なのでしょうか?
実は、太ももが太くなっている原因が必ずしも脂肪だけではないこともあるのです。
「えっ?!それはどういうこと?」と驚かれた方、
これから詳しくお話ししますので、ぜひお読みください。
太ももがなかなか痩せない理由は?

まず第一に、女性は下半身が太りやすいということを念頭に置いておいてください。
これは妊娠し、子供を育てるために
保護すべき部分が下半身であり、
特に子宮を中心に脂肪がつきやすくなるのは
体の構造上、避けられないことなのです。
とはいえ、下半身が太いことをそのまま受け入れるわけにはいきませんが、
この点を一応頭に入れておいてください。
下半身がなかなか痩せない理由の一つとして、
骨盤のゆがみが関与していることがあります。
猫背気味の方や、片足に体重をかけがちな方、
常に足を組んで座る癖がある方には
骨盤がゆがんでいる可能性があると言えます。
骨盤がゆがむと、骨盤が前に傾いて
大腿骨が内側を向くようになり、その結果お尻が大きく見え、
代謝が低下し、余分な脂肪が蓄積されてしまうのです。
では、骨盤のゆがみがなぜ代謝の低下を引き起こすのかというと、
冷え性の症状が出やすくなり、またそれが悪化することもあります。
体が冷えている状態では脂肪の燃焼が難しくなり、結果的に代謝が下がってしまうのです。
もし骨盤のゆがみが原因であれば、骨盤ガードルを着用しながら
日常生活を送ることで、少しずつ矯正を図る方法もありますが、
まずは接骨院や整体院で専門家の診断を受けることをお勧めします。
医師と相談の上で、骨盤ガードルなどを取り入れるようにしましょう。
次に考えられる原因はむくみです。
塩分の多い食事を取っている方や、立ち仕事またはデスクワークで
同じ体勢を長時間維持している方、そして運動不足の方は
足がむくみやすい傾向があります。
むくみとは、体内に水分が蓄積された状態を指しますので、
いくら筋トレを行って脂肪を減らしても、むくみが解消されるわけではありません。
むくみの原因は血行不良やリンパの滞りです。
これを解消するには、ストレッチを習慣化することが効果的です。
ストレッチを行うタイミングとしては、
筋肉が温まって柔らかくなっているお風呂上りが最適です。
これから、太ももを細くするために効果的なストレッチ方法をご紹介します。
太ももが痩せない方に。太ももを細くするストレッチ法

◎寝ながら脚伸ばし
このストレッチは、仰向けに寝た状態で太ももの筋肉をほぐすことができるエクササイズです。
お尻を持ち上げることで骨盤の位置を整える効果も期待できます。
お風呂上りや就寝前に行うと、体が温まった状態が持続し、
睡眠の質の向上にもつながるため、とてもおすすめです。
ストレッチの具体的な方法は、仰向けに寝て両膝を曲げ、
膝が90度になるようにお尻を持ち上げます。
両手で腰を持ち上げるように支えます。
この際、肩から膝までが一直線になるように上げることがポイントです。
そしてゆっくり片足ずつ膝を伸ばします。
伸ばした脚を戻し、反対側の脚も同じように伸ばします。
このストレッチは、10分程度ゆっくり行うことが理想です。
このストレッチを効果的に行うコツは、深呼吸をしながら行うこと、
膝をしっかり伸ばすことを意識すること、
太ももの筋肉がストレッチされていることを感じることです。
膝をしっかりと伸ばすことで、より一層の効果が期待できます。
じわじわと気持ちいいと感じるのが理想的です。
このエクササイズは筋トレではなくストレッチですので、
無理はしないよう心がけてください。
◎立ち前屈
このストレッチは、太ももの裏の筋肉をほぐす運動です。
美しい後ろ姿を手に入れるためには、太ももの裏を柔らかくすることが重要です。
立ち前屈のやり方は、両足のかかとを合わせて立ち、
腰を折り、足のつま先に手を伸ばしていきます。
太ももが伸びている感覚を感じたら、その位置でキープします。
絶対に痛みを感じるほどには伸ばさないようにしましょう。
あくまで気持ちいいと感じる範囲で止めてください。
10秒ほどその状態をキープしたら、ゆっくりと体を戻し、この動作を3回繰り返します。
太ももの裏は、普段の生活であまり刺激されることのない部分です。
しっかりとストレッチを行いましょう。
このストレッチのポイントは、両足のかかとをしっかりとつけること、
背中はできるだけ曲げないようにし、全身の力を抜いてリラックスすることです。
背中を曲げたままでこのストレッチを行うと、
姿勢が悪くなり、骨盤を痛める原因となることがあります。
太ももを細くするためのストレッチが、逆に太くする原因になってしまうことがあるので注意が必要です。
太ももが痩せない方に。太ももダイエット法 まとめ

ストレッチはゆっくりと正しい姿勢で行い、
筋肉がしっかりと伸びていることを意識することがとても重要です。
筋トレではないので、辛いからといって無理に続ける必要はありません。
じんわりと気持ちいいと感じる程度で止めてください。
皆さん、毎日ストレッチを続けて、理想の美しい太ももを手に入れましょう!!!