どこを見る?チャイルドシートの選び方!その評価を徹底比較します!

子供が生まれた際に、最初に揃えておきたいアイテムの一つとして挙げられるのがチャイルドシートです。

現在では、さまざまな種類のチャイルドシートが市場に流通しており、初めて選ぶ際には

「どのタイプを選択すればいいのか全く分からない!」と悩むことが多いのではないでしょうか。


チャイルドシートは、いくつかの異なる種類が存在し、

乳児用、幼児用、学童用の3つに分けられます。


また、多くの製品はこれらの年齢層に対応し、兼用で使用できるように設計されています。


チャイルドシートを選ぶ際には、確認しておくべきポイントがいくつかあります。

  • 認定マークの有無
  • 安全性能の評価
  • 回転式か固定式か
  • 車への設置方法
  • デザイン

の5つです。

本記事では、「チャイルドシートの選び方と

おすすめの製品評価」について詳しく解説していきます。

チャイルドシートとは

チャイルドシートは、子供が車に安全に乗るためのシートベルトの代替として非常に重要な役割を果たします。


2000年に改正された道路交通法に基づき、

6歳未満の乳幼児が車に乗車する際には

必ずチャイルドシートを設置することが法律で義務付けられています。


違反があった場合には罰金は科されないものの、

違反点数が1点加算されることになります。


いずれにしても、大切なお子様を守るためには、チャイルドシートは必須のアイテムです。


なお、法律上の違反対象は6歳未満になりますが、

メーカーによっては12歳ぐらいまで使用可能な製品も存在しています。


事故が発生した際、子供の死亡・重症率が2倍以上変わるというデータもあるため、できる限り使用することが推奨されます。

チャイルドシートの種類

チャイルドシートは12歳まで使用できるため、子供の体に適したものを選定する必要があります。

子供の成長段階に応じて、主に3つのタイプに分かれています。

乳児用(新生児~1歳ごろ)

乳児用はベビーシートとも称され、

シートタイプとベッドタイプの2種類の形状があります。


シートタイプは、進行方向に対して後ろ向きに子供が向くように設計されています。


一方、ベッドタイプは、進行方向に対して横向きに子供が寝かされる形になります。

通常、10kgまで対応している製品が多いです。

幼児用(1歳ごろ~4歳ごろ)

子供が首を支えられるようになり、独力で座ることができるようになったら、幼児用のシートに切り替えるタイミングとなります。

このタイプでは、大人と同じ向きに進行方向を向いて座ることになります。

通常、9~18kgまで対応している製品が多く流通しています。

学童用(3歳ごろ~12歳)

このタイプはジュニアシートとも呼ばれ、

大人よりも少し小柄な子供がシートベルトの位置を正しく合わせるために使用します。


背もたれのないシートは取り付けが簡単で価格も手頃ですが、

安全性が低くなる傾向があります。


したがって、背もたれ付きのシートを選ぶことで安全性が向上するため、

できる限り背もたれ付きのものをおすすめいたします。

チャイルドシートの選び方

お子さんに合ったタイプは理解できても、初めて購入する場合には、

選び方の基準が分からないことが多いでしょう。


そこで、購入前に確認しておきたい

5つのポイントをご紹介します。

安全基準の認定マーク

チャイルドシートには、国土交通省が定めた安全基準があります。


この基準を満たしている製品には、

型式指定マークまたは型式認定マークが付与されています。


これらのマークが存在する製品は、国が定めた基準をクリアしているため、安心して利用できます。


購入の際には、必ずこのマークがあることを確認してください。


ただし、2006年10月にこの基準は改正されているため、

また、2012年6月30日までは、

古い基準で製造された製品も流通していることを理解しておく必要があります。


そのため、できるだけ新しいモデルを選択することを心掛けた方が良いでしょう。


「二人目の子供だから、前に使用していたものを再利用しよう」と考えている方は、製造日を

しっかり確認するようお勧めします。

安全性能の評価

2001年以降に市販されたベビーシートは、

国土交通省独立行政法人の「自動車事故対策機構」が、

前面衝突試験と使用性評価試験を実施しています。


これらの試験結果は、チャイルドシートの

安全性能として公表されており、

ぜひとも参考にしたいポイントです。


前面衝突試験では、衝突時の頭の移動量や、頭や胸にかかる力、

さらにはパーツの破損状態などが評価されます。

結果は「優」「良」「普」「推奨せず」の4段階で評価されているため、

購入前に確認してみることをお勧めします。


使用性評価試験では、チャイルドシートが間違って使用されないように、

使用者に配慮されているかがチェックされます。


具体的には、車への取り付けを試験する「固定の確実性」や、

リクライニングや回転機能の操作性を確認する「本体機構の安全性」、

取扱説明書の分かりやすさを評価する「取扱書等」など、

さまざまな項目がテストされます。


それぞれの結果は各項目ごとに5点満点で評価されるため、

購入前に確認するのが良いでしょう。

回転式と固定式

チャイルドシートには、座面が回転するタイプと固定されたタイプがあります。


特にベビーシートでは回転式のものが多く、

回転式であれば、ドア側に体を向けて

子供を降ろすことが可能なため、

非常に乗せおろしが楽です。


また、乳児用と幼児用が兼用できるモデルでは、

乳児期には後ろ向きに、幼児期には前向きに乗せられるため、

回転させる方向を切り替えるだけで済むという利点もあります。


ただし、回転式は固定式に比べて重く、

女性が取り付けたり取り外したりするのが少々大変なことがあります。

また、大きなものほど価格が高くなる傾向があります。


頻繁に付け替えることがない方は、それぞれの事情に応じて選ぶと良いでしょう。

車への設置方式

チャイルドシートを車のシートに設置する際には、

ISOFIX(アイソフィックス)タイプと

シートベルト固定方式の2つの方法があります。


ISOFIX固定タイプは、車の後部座席に設けられている

2つのISOバーに、チャイルドシートの接続部分を固定する方式です。


カチッと音がするまで差し込むだけで

簡単にしっかり固定できるため、

揺れがなく、取り付けミスを防ぐことができます。


頻繁にチャイルドシートを付け替える方には非常におすすめです。


また、2012年7月1日以降に販売された自動車には、

ISOバーの設置が義務付けられているため、

これが装備された車を使用している場合には、

ISOFIX固定タイプを選ぶことをお勧めします。


シートベルト固定方式は、車に備え付けられた

シートベルトを使ってベビーシートを固定する方法です。


この方法は、シートベルト自体の性能が安全性に直結します。


取り付けや固定が難しく、時間がかかるため、

初心者には付け替えが難しいかもしれません。


そのため、選んだチャイルドシートの取り付け方法は

しっかり確認しておくことが非常に重要です。

デザイン

「安全性が最優先で、デザインは後回し」と考えている方も多いでしょうが、

長期間使用するアイテムなので、デザインも重要な要素です。


現在では、色だけでなく、さまざまな柄が施された製品も多くあり、

自分の車内に合うものを選ぶと良いでしょう。


どの車にも合う無難な黒は人気ですが、

夏場などは熱を吸収しやすくなるため、

保冷材などを用意しなければならないこともあるので、赤やベージュがオススメです。


サイズも豊富にあり、子供の隣でお世話をする場合には

スリムなタイプの方が使いやすいですし、車種によっても異なるので、

事前に車とシートのサイズを確認しておくことが重要です。

オススメ製品

子供の成長に合わせて買い替えるのは経済的な負担が大きく、手間もかかりますよね。

最近では、乳幼児と幼児、さらに幼児から学童期まで兼用できる製品が増加しています。

では、具体的におすすめの製品を6つご紹介いたします。

コンビ クルムーヴ ISOFIX エッグショック PJ

こちらの製品は、乳幼児期と幼児期が兼用可能なタイプです。

コンビ独自の「エッグショック」技術を採用しており、

デリケートな頭部を守ることができるのが大きな特長です。


卵を落としても割れない素材を使用しており、

悪路でも衝撃をしっかり吸収するため、安心して利用できます。


回転式で乗せおろしが楽な上、取り付けが

ISOFIXタイプで簡単に装着できるため、非常におすすめです。


さらに、サンシェードも付属しているため、夏場でも

日差しをしっかりカットできるのが嬉しいポイントです。

カトージ Joie Arc 360°

このチャイルドシートの特筆すべき点は、

シートを360°回転させることができる機能です。


子供を抱っこしながら操作する時には、

支えなければならないため、かなり大変なことが多いですよね。


しかし、ワンプッシュで簡単に回転できるため非常に便利です。


本体のサイズがコンパクトで、車内が狭い方や子供の隣で

お世話をする際にも広く使えるという点でもおすすめです。


旅行時の食べこぼしや汗などで汚れた場合でも、

シートやパッドが取り外せて洗えるため衛生的に使用できるのが魅力の一つです。

コンビ ウィゴー サイドプロテクション エッグショック LG

こちらの製品は、頭部を守るための「エッグショック」と、

「サイドプロテクションα」を採用しており、側面衝突から子供を守るための壁が設けられています。


前後の衝撃に加え、両サイドからも守ってくれるため、安心感があります。

実際、正面からの衝突よりも、側面からの衝突の方が怪我をしやすいことが多いので、

非常に頼りになる製品です。


シート部分はメッシュ素材で作られており、

汗をかいても快適に過ごせるように設計されています。


さらに、洗濯が可能なので、

衛生的に使用することができるのも大きなポイントです。


ただし、シートベルトでの取り付けになるため、

頻繁に付け替える方には手間がかかるかもしれません。


また、固定式のため、子供の乗せおろしが不便になることもあります。


しかし、その分価格が抑えられているので、

この点を気にしない方には適しているかもしれません。

アップリカ ディアターン プラス プレミアム

こちらのチャイルドシートは、平らなベッド型にも成形できるのが大きな特長です。

新生児期には首がまだ据わっていないため、

通常のベビーシートだと頭が不安定になってしまうことがありますが、


この製品は完全に仰向けに寝かせることができるため、

首を圧迫することなく、子供も快適に過ごせる設計になっています。


首が据わった後は通常のベビーシートのように後ろ向きで使用し、

その後はお子さんの成長に応じて前向きに使用することができるため、

長期間にわたり快適に使い続けることが可能です。


また、ベッド型に変形することで、

シートのクッションも非常に柔らかくなっています。


体全体を優しく包み込むような感触で守ってくれるのも魅力です。


回転式で便利ですが、その分本体が重く、

シートベルトで固定する方式のため、

一度取り付けると取り外すのがかなり面倒になる可能性があります。


しかし、常に取り付けて使用する方には、

お子さんに対する負担が少ないためおすすめです。

カトージ Joie Every Stage

この製品一つでチャイルドシート卒業まで長く使用することが可能です。

ヘッドレストは10段階で調整でき、

ベルトや本体の幅も自動で広がるため、

窮屈さを感じることなく利用できます。


調整も、ヘッドレストを動かすだけで他の部分も自動で調整されるため、

面倒に思うことがないのが嬉しいポイントですね。


シートベルト設置の固定式ですが、1台で長期間使用できるため、

付け替えの手間もほとんど感じません。


さらに、お手頃な価格設定なので、家計にも優しい選択肢です。

コンビ ジョイトリップエアスルー GH

二人目、三人目の子供が生まれた場合、別途チャイルドシートを購入する際には、

学童期用のものが手頃な価格で提供されているので、そちらを選ぶ方も多いでしょう。


そんな時におすすめなのが、コンビのジョイトリップエアスルーGHです。


こちらはシートベルト式ですが、

非常に軽量なため、設置もそれほど苦労しません。


また、ドリンクホルダーも装備されているため、

旅行時にも便利に利用できます。


広々としたワイドビューシートで、

外の景色を楽しむことができるため、

運転中も子供が飽きることが少ないという点でも優れています。


メッシュシートと通気口が備わっているので、

夏場に子供が汗をかいても快適に過ごせます。

まとめ

製品名クルムーヴISOFIXエッグショックPJJoieArc360°ウィゴーサイドプロテクションエッグショックLGディアターンプラスプレミアムJoieEveryStageジョイトリップエアスルーGH
メーカーコンビカトージコンビアップリカカトージコンビ
対象年齢~4歳~4歳~4歳~4歳~12歳1~12歳
対象体重~18kg~18kg~18kg~18kg~36kg~36kg
取り付け方法ISOFIXISOFIXシートベルトシートベルトシートベルトシートベルト
回転固定回転式回転式固定式回転式固定式固定式
本体重さ12.3kg11.9kg6.3kg13.6kg8.3kg5.3kg
メーカー希望小売価格(別税)69,000円40,000円30,000円45,000円18,333円18,000円

今回は、「チャイルドシートの選び方とおすすめ製品の評価」

についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?


各家庭の金銭的事情車のサイズ使用方法によって、

選ぶべき製品も大きく変わることがあります。


決して安価な買い物ではなく、長期間使用するものですので、

購入時には慎重に選択する必要があります。


それぞれの製品には独自の特長があり、

自分たちのライフスタイルに最適なものを

見つけるように心掛けてください。


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