皆さん、洗濯槽の掃除を行ったことはありますか？
おそらく、今まで一度も掃除をしたことがない方もいらっしゃることでしょう。
掃除を行ったことがある方の中には、年末の大掃除の時だけや、
半年に一度程度の頻度で行う方が多いのではないかと考えます。
そこで、本記事では洗濯槽の掃除方法を
詳しくご紹介していきたいと思います。
掃除の頻度について、
使用する道具について、
そして、掃除をする必要性についてなど、
皆さんが知りたい情報をお届けしていきます。
なぜ洗濯槽を掃除する必要があるのか
まず最初に、洗濯機の内部は非常に多くの細菌が
繁殖しやすいという事実を知っておいていただきたいです。
特に、洗濯槽は洗剤の残りカス、
衣類に付着していた汚れやホコリ、水垢などが蓄積されやすい場所です。
そのため、こうした残留物が原因で、
黒カビが発生することになります。
もし、洗濯槽を掃除せずに放置してしまうと、
せっかく洗濯した衣服に細菌が付着し、異臭の発生や、
汚れが落ちにくくなる可能性があります。
洗濯機の中で最も汚れがたまりやすい、
洗濯槽を常に清潔に保つことで、
こうした問題を未然に防ぐよう心がけましょう。
どのくらいの頻度で掃除を行うべきか
洗濯槽の掃除は、理想的には1ヶ月に1回行うのが望ましいです。
洗濯機は頻繁に利用されるため、
その分、汚れも蓄積されやすくなります。
したがって、月に一度の掃除を行えば、
洗濯した衣服に異臭が付着したり、
汚れが取れにくくなることは避けられます。
しかし、毎月掃除を行うのが面倒だったり、
忙しくて時間が取れない方もいらっしゃるかと思います。
そのような方は、最低でも3ヶ月に1回掃除を行うことで、
ある程度洗濯槽を清潔に保つことが可能です。
半年以上放置すると、カビが繁殖するリスクが高まりますので、
少なくとも3ヶ月に1回は掃除を行うことを心掛けましょう。
掃除に使用する道具は何か
洗濯槽の掃除には、塩素系漂白剤（キッチンハイターなど）、
酸素系漂白剤（粉末ワイドハイターなど）、
重曹などが効果的に使えます。
それぞれの効果について詳しくお伝えします。
◎塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は、混ぜると危険な成分も含まれているため、
非常に強力な殺菌力を持っています。
この塩素系漂白剤を使用することで、
洗濯槽に付着したカビや細菌を効果的に溶解し、
洗濯機を清潔に保つことができます。
さらに、雑菌の増殖を防ぐことも可能で、
異臭の発生を未然に防ぐこともできます。
◎酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤に比べると
殺菌力はあまり強くありません。
しかしながら、酸素系漂白剤は汚れを除去するのに非常に優れています。
そのため、洗濯槽が汚れている場合には、
こちらを使用し、その後に塩素系漂白剤を使うことで、
洗浄効果を高めることができます。
※塩素系漂白剤と酸素系漂白剤は、一緒に使用すると非常に危険ですので、必ず別々に使用してください。
◎重曹
重曹で掃除ができるの？と思う方もいるかもしれません。
実際、重曹は万能クリーナーと呼ばれるほど、
掃除道具として非常に便利なアイテムです。
ただし、重曹は塩素系漂白剤や酸素系漂白剤に比べると、
洗浄力が劣るため、汚れや
異臭がひどい場合には、まずは塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使用し、
定期的に掃除を行うようになったら、重曹を活用するのが良いでしょう。
掃除の手順
洗濯槽の掃除方法は、使用する洗剤によって異なります。
■塩素系漂白剤
まず、洗濯槽の中にぬるま湯（約40℃）を溜めます。
次に、溜めたぬるま湯に洗剤を入れます。
標準コースで洗濯し、その後すすぎと脱水を行います。
もし洗濯槽にまだ汚れが残っている場合は、再度すすぎと脱水を行います。
※洗剤によって若干手順が変わるため、
ボトルの裏面に記載されている使用方法を確認してください。
■酸素系漂白剤
まず、ゴミ取りネットを外します。
次に、洗濯槽の中にぬるま湯を溜めます。
溜めたぬるま湯に洗剤を加えます。
その後、標準モードで約5分間洗濯機を回します。
運転を停止し、約5時間放置します。
再び約5分間洗濯機を回します。
浮いている汚れをすくい取ります。
汚れを取り切ったら、すすぎと脱水を行います。
もし汚れが残っていたら、再度すすぎと脱水を行います。
最後に、蓋を開けたままにして洗濯槽内を乾燥させます。
■重曹
ゴミ取りネットを外します。
洗濯槽の中にぬるま湯を溜めます。
その中に重曹を入れます。
標準コースで約5分間洗濯機を回します。
運転を停止し、約10時間放置します。
浮いている汚れを取り除きます。
汚れを取り切ったら、すすぎと脱水を行います。
もし汚れが残っていたら、再度すすぎと脱水を行います。
最後に、蓋を開けたままにして洗濯槽内を乾燥させます。
まとめ
ここまでの内容をお読みいただき、
やはり洗濯槽の掃除は面倒だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、面倒だからといって掃除を怠ると、
目に見えないカビや細菌が繁殖してしまうことになります。
定期的に掃除を行い、そういったカビや細菌をしっかりと除去し、
清潔な洗濯機を維持できるよう普段から心掛けましょう。
一度掃除を行うだけで、不快な臭いなども
全く気にならなくなるので、ぜひ洗濯槽の掃除を実践して、
その効果を実感してみてください。
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