「離婚を決意した際に、どのようなステップを踏むべきか、
何を準備すれば良いのか悩むことが多いでしょう。
単に離婚届にサインをするだけの離婚もあれば、
さまざまな手続きが伴ったり、子供の親権の問題に関しても
離婚の理由によっては調停など、多くの準備が求められます。
財産分与や慰謝料の請求についても考慮する必要があるため、
事前に話し合いを行っておくと、スムーズに進められるでしょう。
この記事では、離婚準備の際に損をしないために、
事前に準備すべきことや親権に関する情報をお伝えしたいと考えています。
離婚準備とは
正式に離婚を進める前に、夫婦それぞれが親権や
養育費についての話し合いや調停、弁護士の準備など、
必要な事項を事前に決めておくことが重要です。
子供や財産に関する事柄をしっかりと話し合っておくことで、
正式に離婚手続きを行う際に、手続きが円滑に進むでしょう。
離婚の原因や状況によっては、準備する内容や
話し合うべき事項が異なるため、しっかりと確認が必要です。
DVなどが原因で離婚する場合、慰謝料を請求するためには
実際にDVを受けた証拠を提出する必要があります。
その証拠を弁護士や調停に提出することで、
慰謝料や今後の手続きが決定されることになります。
まずは離婚の原因を明確にし、
既に離婚を検討している方は必要な情報を
しっかり準備してから本格的に行動することが望ましいでしょう。
離婚準備に必要なこと
離婚や別居に伴う費用を予め準備しておくことが大切です。
DVや不倫、子どもの親権問題などが原因の場合、
離婚調停に持ち込まれる可能性があります。
実際に離婚調停が行われる場合、
調停の費用や弁護士を依頼した際の弁護士費用が発生します。
また、別居する際には賃貸費用や引っ越し費用が必要です。
■慰謝料請求の準備
離婚の原因がDVや不倫などによって精神的な苦痛を受けた場合には、
慰謝料を請求することが可能です。
慰謝料を請求するには、
精神的な苦痛を受けたことの証明が必要です。
辛い状況かもしれませんが、離婚を進める前に
しっかりと証拠を確保しておかないと、
後々、慰謝料を請求する際に権利を失う可能性があるため、
証拠はしっかりと残しておくことが重要です。
自身で証拠を押さえるのが難しい場合や
不安な気持ちがある方は、探偵サービスを利用するのも一つの選択肢です。
ただ依頼するだけでなく、無料相談があるので、
悩んでいる方はぜひ一度相談してみることをおすすめします。
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■自立の準備
離婚後に自立して生活できるように、専業主婦（主夫）だった方は、
働いて生活費を稼がなければなりません。
貯金があったとしても、いずれはそれが尽きてしまうため、
できるだけ早く働き始めることが求められます。
節約を心がけて離婚前に資金を貯めておき、
働く先を見つけておくと、
離婚後も苦しい思いをせずに生活できるはずです。
生活するためには100～200万円程度の資金が必要だと言われています。
■子供の親権を獲得するための準備
夫婦に子供がいる場合、どちらか一方が親権を
持たなければ離婚は成立しません。
親権の判断基準は以下の項目によって決まります。
①子どもに対する監督状況
②親権者の経済的な安定性
③子どもを面倒見ることができる人の有無
④親権者の年齢と健康状態
⑤生活環境、住宅事情や学校の状況
⑥子どもの人数、それぞれの年齢や性別、成長状況
⑦環境の変化が子どもに与える影響度合い（見込み）
⑧子ども自身の意思（10歳以上の場合）
引用：離婚弁護士ナビ
これらが主な親権の条件ですので、事前に確認し、
証拠が必要な場合はしっかりと証拠を残すことが重要です。
■仕事
離婚後は一人で生活するために仕事を持たなければなりません。
もし子供がいる場合、その責任はさらに大きくなります。
すでに働いている方であれば問題は少ないですが、
今後、子供を預ける保育園や幼稚園が見つからないと、
子供の世話をしてくれる人を事前に見つける必要があります。
また、子供の問題だけでなく、別居で会社に通うのが難しくなることも考えられ、
離婚後の生活を見越して転職を検討する必要がある場合もあります。
実家が近ければ、実家に子供を預けて働くことも可能ですが、
実家が遠い場合には、
保育園や一時保育などの手配を考えることが重要です。
居住地域に相談窓口が設けられていることが多いので、
■財産分与
夫婦が築いた財産は「財産分与」として、
基本的には半分に分割されることが原則です。
離婚時にきちんと半分に分けられるよう、
貯金額を把握しておくことが望ましいです。
把握しておかないと、金額をごまかされる可能性があり、
お金以外の資産を隠される危険性も考えられます。
離婚前にしっかりと夫婦で話し合い、
貯金額や財産の種類を確認し、
事前に話し合いを持ちましょう。
親権を獲得するには
親権を獲得するためには、父母のどちらが親権を持つかが、
「子供が幸せになれるか」ということが最も重要視され、そのほかにも、
さまざまな条件や判断基準があります。
◎経済的に安定し、心身ともに健康であること
子供が成長するにつれて学費や生活費がかかるため、
親権者が経済的に支える能力が求められます。
また、精神的に不安定であったり、深刻な病気を抱えている場合、
心身の健康状態が良くないと親権を得るのが難しくなる可能性があります。
◎子供の意思や育児にかける時間
子供が意思決定をする年齢に達している場合、その意見が親権に影響を与えることがあります。
加えて、子供と一緒に過ごす時間が長い方が、
親権を獲得できるケースが多いとされています。
育児に多くの時間を費やしている方が、
子供にとって安心できる環境を提供できるでしょう。
親権を得たい場合は、子供と過ごした時間や、
子供のために時間を作る意欲を示すことで、
親権を獲得できる可能性が高まります。
離婚準備は早めに！
離婚の準備は早めに行うことが非常に重要です。
何が必要で、親権を獲得するためにどのような証明が求められるのかを
事前に調べておくことで、離婚手続きをスムーズに進めることができます。
離婚の理由によっては、調停や裁判、慰謝料の請求などが
絡んでくる可能性がありますので、単に離婚届にサインするだけでは済まないこともあります。
よく確認した上で離婚を考えることが大切です。
本当に協議離婚で良いのか、DVや不倫などの不貞行為があったのに、
脅迫されて泣き寝入りしてしまっていないかをしっかり確認する必要があります。
辛い状況かもしれませんが、離婚準備の期間は
じっと耐え、無料の探偵サービスや相談窓口を活用して、
周囲の人に相談することで、損をしない離婚を実現しましょう。
すべてをきちんと整理することは、今後豊かな生活を送るための重要な一歩です。
→「離婚準備でするべきことは？共働き・子なしの場合に必要なこと」の記事はこちら。いますぐチェック！
