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(導入)
不妊症の方にとって妊娠しやすい体の状態に保っておくことはとても大切です。
普段の生活で食べているものが、そのまま栄養素として体に吸収され、
今のあなたの体を作っています。
不妊症を少しでも解消するためには、
卵子や精子の状態をよく保つ必要があります。
そのためには食生活を改善することで、不妊症の改善につながります。
今回は不妊症改善に効果のある食べ物や栄養素をご紹介していきます。
不妊の解消は食べ物から!
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普段の食生活により私たちの体は成り立っています。
不妊治療においても体の調子を気にする必要があるため、
食生活や栄養素を気にする方も多いです。
食生活や栄養素を改善することで精子や卵子の状態にも関係しています。
普段から偏った食生活をしていると、病気になったり、
精子や卵子が正常に働くなったりすることがあります。
そうするとなかなか受精をすることができません。
食事は健康的な体を作るとともに、
妊娠しやすい体を作るための準備でもあります。
不妊症を改善するためには食生活を意識して
健康で元気な体作りを心がけましょう。
不妊解消のための体作りの大切さ
なぜ体作りが大切かというと、
体の調子が悪いと病気にかかりやすいだけでなく、
体の様々なところへ影響が及ぶ可能性があるからです。
さらに、体の影響は妊娠した後の赤ちゃんの発育や母体への影響や
出産した後の体調や母乳の状態にまで影響を及ぼします。
近年の調査では、卵子の量と栄養が関係していることが明らかになっています。
不妊解消のためにはどんな食べ物が良い?
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妊娠しやすい体になるためには、普段の食生活が影響を及ぼす
ということは先ほどご説明しました。
では不妊症を解消するためにはどのような食生活を送れば良いのでしょうか。
様々な不妊症解消の食事法がありますが、
今回は「糖質制限」という方法をご紹介します。
炭水化物を減らす糖質制限とは?
糖質制限は甘い飲み物やデザート、ご飯、パン、麺類などの
炭水化物を制限する食事法です。
糖質制限を行うことで「糖化」を防ぐ効果があります。
糖化とはタンパク質と糖が結合して変性してしまうことです。
これにより、卵子が糖化してしまうと、卵子が老化することにつながり、
卵子の質が低下します。
さらに、糖化が体内で進むことにより、卵巣の機能が低下したり、
体外受精の可能性が低下する可能性があります。
糖化を防ぐためにも、血糖値を必要以上に上げないような食事を心がけましょう。
具体的な方法としては糖類を使っている飲み物や食べ物を控え、
炭水化物の摂取も減らすことです。
しかし注意しなければならないのは、
むやみに糖質制限をしないということです。
過度なカロリーコントロールを行うと妊娠する確率が低下します。
糖質制限を始めた人にありがちなのは、糖質制限をしすぎるあまり、
摂取カロリーが減少してしまい、痩せすぎて妊娠しにくくなったことです。
重要なことは糖質の摂りすぎに注意しながらも、
タンパク質や質の良い脂質などをしっかり摂取することです。
不妊に効果のある栄養素
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不妊症を改善する際に食生活を気にすることに加えて、
さらに摂取しておきたい栄養素があります。
ここでは不妊症改善に役立つ栄養素をいくつかご紹介します。
◎ビタミンD:着床をサポートする栄養素
ビタミンDには着床をサポートする働きがあります。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けることで知られています。
最近の研究では卵巣機能を向上させ、体外受精の着床率と成功率を
上げるといった妊娠に関する重要な栄養素であることがわかっています。
ビタミンDが不足すると、免疫機能が低下し、
感染症などの病気にかかりやすくなる危険もあります。
ビタミンDは日光に当たることで体内に作られますが、
女性の方は紫外線対策をしていることが多いので不足しがちです。
普段の生活で意識して摂取するようにしましょう。
(ビタミンDが含まれる食材)
さんま・しらす・きくらげ・うなぎ・紅鮭・いくら
◎鉄分・亜鉛:子宮の粘膜を作る
鉄分や亜鉛は子宮の粘膜を作る働きがあります。
特に鉄分が不足すると子宮内の環境が悪くなるため、
受精卵が着床しにくくなります。
鉄分はそのほかにも赤血球を作ったり、
体内に酸素を運ぶための重要な役割を果たしています。
妊娠中の場合、自分の体だけでなく、赤ちゃんの体にも
酸素を運ばなければならないので赤血球が多く生成されます。
赤血球を多く生成するためには鉄分を十分に摂取する必要があります。
亜鉛は細胞分裂を促す働きがあります。
受精卵は細胞分裂を繰り返しながら着床し、その後赤ちゃんになっていきます。
妊娠後期に亜鉛が不足していると赤ちゃんが低体重・低身長になったり、
皮膚が弱くなるといわれています。
生まれたばかりの赤ちゃんは母乳から亜鉛を摂取します。
赤ちゃんの成長にも亜鉛は欠かせない栄養素なので
必ず摂取するようにしましょう。
(鉄分・亜鉛が含まれる食材)
牡蠣・ホタテ・イワシ・ししゃも・レバー・山芋・わかめ・ナッツ類
◎葉酸:赤ちゃんの発育をサポートする
葉酸は厚生労働省において妊娠中の人だけでなく、
これから妊娠する人に積極的に摂取するよう推奨されている栄養素です。
赤ちゃんは妊娠6週くらいにはほぼ脳の神経が出来上がっています。
妊娠6週間というといつもより月経が遅れていると感じる程度です。
そのため、この時期に気づいた時にはすでに赤ちゃんの脳は出来上がっています。
葉酸が欠乏すると赤ちゃんの神経管閉鎖障害が発生するリスクが高まります。
葉酸を摂取することで赤ちゃんの脳の発育をサポートすることと、
赤ちゃんの神経を作ることに作用します。
また、葉酸を摂取する時にはビタミンB12が不可欠です。
なぜなら、ビタミンB12は葉酸を活性化させる働きがあるからです。
葉酸とビタミンB12はセットで働きを強め、造血作用もあります。
(葉酸が含まれる食材)
レバー・いちご・アスパラガス・ほうれん草・ブロッコリー・枝豆
◎ビタミンE:卵子の状態を改善する
ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の酸化を防ぎ、
老化を遅らせる働きがあります。
さらに、卵子の状態をよくしたり、女性ホルモンを調節したり、
子宮内膜や卵巣の状態を良くしたりと様々な作用があります。
ビタミンEが不足すると生殖能力が低下することがわかっており、
不妊にもかなり関係がある栄養素です。
基本的に食べ物から摂取しますが、最近ではサプリメントも充実しているため、
サプリメントで補っても問題ありません。
(ビタミンEが含まれる食材)
ナッツ類・アボカド・かぼちゃ・ほうれん草・にら・うなぎ・さんま
◎ビタミンB群
ビタミンB群はタンパク質や糖質・脂質などの代謝に欠かせない栄養素です。
また、ビタミンB群はメンタルを安定させつわりを予防する作用があります。
ビタミンB群の中でも、ビタミンB6はイライラを抑え、
つわり予防に効果的とされています。
そのため、授乳中のお母さんがB6不足にナルト母乳中の
ビタミンB6も減るので赤ちゃんの夜泣きが増えるといわれています。
ビタミンB群が不足すると、口内炎ができたり、疲れやすくなったり、
不眠になったりと体に支障が起こります。
しっかりと摂取するようにしましょう。
(ビタミンB群が含まれる食材)
レバー・カツオ・マグロ・さんま・サバ・魚肉ソーセージ・バナナ
不妊解消にはサプリメントも効果的
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不妊症解消のために食生活を改善し、糖質制限を行なったとしても
栄養素を補えない場合があります。
そんな時は、サプリメントで補いながら妊活をするのもいいかもしれません。
今までと同じような食生活だと体に変化はありませんが、
サプリメントのような簡単に続けられて飲みやすいものがあれば
生活の中に取り入れてみるのもいいかもしれません。
まとめ
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今回は不妊症解消のための効果的な食べ物と栄養素をご紹介しました。
不妊症は医療だけでなく普段の食事からも改善することができます。
まずはいつのも食事を見直し、
足りない栄養素があれば意識的に摂取してみましょう。
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