ソファーの購入を検討しているあなたへ。
現代のソファー選びは、座り心地、デザイン、価格など多岐にわたり、多くの選択肢があるため、どれを選べば良いのか悩むこともあるかもしれません。
実は、ソファーには思いがけないリスクが潜んでいることもあるのです。
今回は、避けるべきソファーの特徴と、代わりにおすすめしたいスタイルについて詳しくお伝えします。
避けるべきソファーとは?
ソファーは通常、ふかふかでリラックスできる座り心地が魅力ですが、なぜそれが問題になることがあるのでしょうか?
それは、体に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
実際には、不適切な座り方や姿勢が、身体にさまざまな悪影響を及ぼすことがあるのです…
どのような影響があるのか?
具体的に、どのような悪影響が考えられるのでしょうか。以下に主な症状を挙げてみます。
・肩こりや腰痛
・消化不良や便秘
・集中力の低下やイライラの増加
快適に過ごすために選んだソファーが原因で、これらの不快な症状が現れるのは本当に厄介です。
このような事態はできるだけ避けたいものです。
これから、不適切な座り方や姿勢についてさらに詳しくお話ししていきます。
体に悪影響を及ぼす座り方とは?
悪影響を及ぼす座り方には、どのようなものがあるのでしょうか?
あなたも無意識のうちに行っているかもしれないので、ぜひ確認してみてください。
・足を組むこと
足を組むことが体に良くないと理解していても、習慣化している方は多いのではないでしょうか。
この姿勢は骨盤や背骨に歪みをもたらし、内臓に悪影響を及ぼすリスクを高めてしまいます。
・あぐらをかくこと
あぐらは猫背になりやすく、これが原因で腰や内臓に過剰な負担をかけることがあります。
その結果、腰痛や消化不良を引き起こす要因となってしまいます。
・体育座り
この体勢も猫背になりやすく、加えて腰の骨に負担をかけやすいことが知られています。
・ずっこけ座り
浅く腰掛けて首を背もたれに寄りかける姿勢です。
あまり耳慣れない表現かもしれませんが、実は非常に多くの人が行っている座り方です。
この姿勢はヘルニアや血栓症のリスクを高めることが知られています。
・前かがみの姿勢で座ること
テレビを見ているときなどに無意識に前屈みになっていることはありませんか?
これもまた、ずっこけ座りと同様にヘルニアや血栓症のリスクを増加させる要因となります。
これらの座り方は、ソファーだけでなく日常生活全般に影響を与えるものです。
多くの場合、癖がついているので、普段から意識して注意を払うことが重要です。
また、良い姿勢を保つことには、集中力を高める効果があるとの研究結果も報告されています。
理想的な姿勢とはどのようなものか?
そもそも「良い姿勢」とは何を指すのでしょうか?
座ったときの姿勢には、いくつかの基本的なポイントがあります。
・椅子にしっかりと深く腰掛けること
・背筋をまっすぐに保つこと
・あごを上げずに少し引くこと
・耳の後ろ部分、肩、腰が一直線になるように意識すること
・足を揃え、できるだけ直角になるように膝を曲げて下ろすこと
背筋を伸ばす際のコツとしては、頭が上から引っ張られているイメージを持つと自然に姿勢が整いやすくなります。
最初は意識して姿勢を保つことが少し疲れるかもしれませんが、リラックスした状態で良い姿勢を維持できるようになることを目指してみてください。
慣れてしまえば体が楽になり、集中力も向上することでしょう。
避けるべきソファーの特徴
不適切な座り方や姿勢を助長しやすいソファーの特徴についてお伝えします。
・柔らかく沈み込みやすいタイプ
・ローソファーなどの低いタイプ
・奥行きが広すぎるタイプ
これらのタイプはバランスを取りにくく、姿勢を悪化させる原因となりやすいです。
座り心地の好みがあるかもしれませんが、こういったタイプはできるだけ避けることをお勧めします。
おすすめのソファーの特徴
・硬めのタイプ
・奥行きが浅めのタイプ
・姿勢が崩れにくい座面の高さ
しっかりとした座面を持つ硬めのソファーは、長時間座っても疲れにくいとされています。
背もたれに無理なく腰が届くことで、良い姿勢を保ちやすくなるのです。
足がしっかりと地面に着く高さのものを選ぶことが重要で、膝に負担がかからないようにすることが大切です。
座ることによる悪影響は実際にあるのか?
日本人が座っている平均時間は、驚くことに7時間にも達すると言われています。
「そんなに座っている時間はない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、あなたは以下のような経験をしたことはありませんか?
休日に何もすることがなく、1日中座ってテレビを見て過ごした。
デスクワークでは、昼休みとお手洗い以外はずっと座っている。
実は、このような研究結果も発表されています。
「1日6時間以上座っている人は、3時間未満の人に比べて、死亡リスクが19%高くなる」とされています。
もし睡眠時間が6時間だとしたら、活動時間の1/3を座っていることになるのです。
あなたはどれくらいの時間を座って過ごしていますか?
まとめ
ソファーは座り方や姿勢によって、体に悪影響を与える可能性があることを知っておくべきです。
現在、コロナ禍の影響でテレワークを行っている方も多いのではないでしょうか。
外出が制限されているため、以前よりも自宅で過ごす時間が長くなった方も多いと思います。
自宅時間をより充実させるために、ソファーは非常に役立つアイテムとなるかもしれません。
しかし、日常的に長時間座る場合、その座り方や姿勢が不適切であれば、体調を崩す原因になりかねません。
そのため、体調を崩しにくいタイプのソファーを選び、日々の姿勢にも注意を払うことで、より快適に過ごせるようになるでしょう。
適度な運動を取り入れながら、自宅での時間をより充実させていきましょう。
この情報が皆さんの参考になれば幸いです。ぜひ、お気に入りのリラックスグッズを見つけてくださいね。