家の中や外出先、さらには食事の前など、さまざまなシーンで手軽に汚れを拭き取ることができ、同時に除菌効果も期待できる【除菌ウェットティッシュ】。除菌効果が高いアルコールタイプから、赤ちゃんにも安心して使用できるノンアルコールタイプまで、多種多様なサイズや種類がそろっています。今回は、そんな除菌ウェットティッシュのタイプによって効果にどのような違いがあるのか、使用期限はどうなっているのか、購入時に気をつけるべきポイントなどについて詳しくご紹介します。
除菌ウェットティッシュの種類、用途は?
除菌ウェットティッシュは、さまざまなメーカーから提供されており、アルコールタイプやノンアルコールタイプなど、用途に応じた多様な製品が販売されています。それぞれの用途や特徴について詳しく見ていきましょう。
【純水使用タイプ】は、最も一般的なウェットティッシュで、純水が99%使用されているため、手肌にも優しいとされています。最近では、「純水99%使用」と表示されている商品が多く見受けられます。この純水タイプは、安心して口周りなどにも使うことができますが、アルコールや除菌成分が含まれていないため、除菌効果は期待できません。しかし、しっかりと拭き取ることで、表面の細菌を取り除き、清潔に保つことが可能です。
【ノンアルコール除菌タイプ】は、アルコールを使用せず、天然由来の除菌成分を配合している製品です。お肌への刺激が気になる方や、赤ちゃん用としても安心して使用できるため、多くの家庭で重宝されています。また、鼻にツンとくる匂いがないため、抵抗感なく使用できるのが特徴で、緑茶カテキンを配合している商品も多く見られます。
【アルコール除菌】は、除菌成分にアルコールを使用したウェットティッシュです。手指の除菌はもちろん、テーブルやキッチン周りなど、特に汚れが気になる部分への使用に適しています。ただし、アルコールが含まれているため、顔や目の周り、または傷や湿疹のある部分には使用しない方が良いでしょう。除菌力が高いため、普段使いには最適です。
【99%除菌(アルコール入り)】は、アルコール除菌ウェットティッシュの中でも特に、テーブルやキッチン周りなどで99%以上の除菌が可能な製品です。アルコール濃度は適切な範囲であることが重要で、40〜80%のものを選ぶと良いでしょう。
【消毒(アルコール入り)】は、医薬部外品として手指や身の回りの消毒ができる製品です。なお、除菌と消毒の違いについてですが、強調しておきたいポイントは、除菌は有害な微生物を拭き取ることで取り除くものであり、殺菌するわけではありません。一方、消毒は有害な菌を死滅させたり、影響のない程度まで無力化させることを指します。したがって、除菌や消毒と表示されている商品でも、すべての菌を完全に除去または消毒できるわけではないことに注意が必要です。
保管場所、使用期限はあるの?
除菌ができるからといって、正しい使い方をしなければその効果は期待できません。使用期限や保管場所など、効果を持続させるためのポイントを知っておくことは大切です。
除菌ウェットティッシュの使用期限については、ウェットという名前の通り、乾燥してしまうと効果がなくなります。除菌ウェットティッシュには、明確な使用期限は設けられていませんが、未開封の状態で直射日光の当たらない常温の場所に保管しておけば、ある程度の月数が経過しても問題なく使用することができます。ただし、開封後はシートに染み込んでいる薬剤を乾かさないようにすることが重要です。
ウェットティッシュの保存期間については、未開封で高温や直射日光の当たらない場所に保管した場合、製造後約3年は大きな変化はないとされています。しかし、保管環境によって状況が異なるため、できれば購入後1〜2年の間に使用することをお勧めします。開封後は、シートを取り出す頻度や保管状態によっても影響を受けるため、早めに使い切ることが望ましいです。
まとめ
除菌ウェットティッシュは、その手軽さと持ち運びの便利さから、多くの人に利用されています。純水タイプ、ノンアルコール、アルコール、消毒タイプといった多彩な種類があるため、使用目的に合わせて購入することが重要です。それぞれの特徴を理解した上で正しく使用することが求められます。特に、赤ちゃんにアルコールタイプを使用して口周りを拭いてしまうという事態は避けるように注意が必要です。
アルコールタイプは除菌効果が最も期待できますが、除菌と消毒の違いを理解しておくことも大切です。除菌では完全に菌を殺すことはできないため、その点を認識して利用することが求められます。単に除菌を行いたい場合には、水道水を染み込ませたティッシュペーパーで拭き取り回数を増やすことでも効果を高めることが可能です。除菌効果はウェットティッシュの成分だけでなく、物理的な拭き取りによる効果も大きいことを忘れないようにしましょう。再度強調しますが、除菌はすべての細菌を除去するものではありません。細菌をより減らすためには、繰り返し拭き取ることが重要です。
なお、数年前に購入した除菌ウェットティッシュをお持ちの場合、効果が最大限に発揮できない状態になっているかもしれませんので、保管状態を確認し、使用できないと判断した場合は廃棄することをお勧めします。
季節の変わり目には体調を崩しやすく、毎年インフルエンザなどの流行病も多く見られます。普段の手洗いやうがいに加え、外出先で除菌ウェットティッシュを使用する機会が増えています。一度拭き取るだけでなく、何度も拭き取りを行い、安心して日常生活を送ることが大切です。