徐々に気温が低くなり寒くなりだすと、コートやマフラー、手袋などの防寒商品が欲しくなります。オシャレもしたいし、それが無いと冬が越せない気分になりますよね。しかし、それらはセールで買った方が実はお買い得な場合があります。
その理由をいくつかご紹介させて頂きます。
秋冬と言われているけれど、気温が高い日が続いている
温暖化の影響で11月頃までは平均気温が高くなってきています。気象庁の過去の気象データ検索を見ると、近年では、日中の気温だと９月で約23℃,10月で約22℃、11月で約15℃、12月で約10℃となっています。平均気温で15℃以下になると冬物に衣替えするのが適切であると言われています。地域にはもちろんよりますが、おおまかな目安で言うと札幌で10月下旬、東京で11月下旬、福岡で12月上旬が平均気温15℃以下になる時期になります。その結果、防寒アイテムが必要になってくる時期は12月からの地域が多い事が分かります。
気温が低くなりだす前にセールが始まる
冬のセールは冬になる前に始まるケースがあります。イオンなどの大型商業施設、楽天やAmazonは11月末からブラックフライデーが始まります。ブラックフライデーが秋冬物セールの始まりだとも言われています。ブラックフライデーとはアメリカからきたもので、アメリカの小売り業界では１年で最も売り上げが見込める日、年末商戦の幕開けとも言われており日本でも徐々に浸透してきています。11月末の平均気温は約15℃、ようやく冬物を着ようかなと感じるタイミングでセールが始まるというわけです。その１か月後のクリスマスイベントが終わった後は年末年始セールが始まります。ということは、9月末から店頭に冬物アイテムが本格的に並びはじめますが、着れる時期はまだ先になります。寒くなった着ようという気持ちも大切ですが、２か月くらいは着用する事が出来ず、置いたままになってしまいます。買ったらすぐ着たいですよね。なので、実際に着用する11月末に始まるブラックフライデーや12月から始まるセールで買った方が同じ商品でもお買い得に買う事ができ、すぐに着用もできます。
セールで買った方が良い商品とは
では、どのような商品をセールで買った方がお買い得なのでしょうか。基本的には防寒着といわれる商品がセール時期に買った方が良い商品だと言われています。手袋や、マフラー、厚手のアウター、ニットなどです。地域によって違いますが、都心部に住んでいる方であれば平均気温を見ると、これらを着る時期は12月からが多いのではないでしょうか。なので、防寒着は11月末からのセールで買った方がお買い得です。また、これらは無地やチェックなど柄もそこまで多数なく、形も似ている商品が多いです。自分の好きなブランドでどうしても買いたい、ウールが入っている商品など素材感を大切にしたいのであれば別ですが、そうでなければセール時期で買った方が良いです。理由はどこのお店で買ってもあまり変わらないからです。流行の形であっても、お店を選ばなければ必ず売っているところが多いので、お買い得に買い物をしたい方はセール時期を待っている方が良いと思われます。
セール前に買うべき商品とは
しかし、セール前に買うべき商品もあります。それは、スカートやパンツ、ブラウスなどです。理由としては、これらの商品は冬限定で着る商品ではなく秋冬通して着る商品だからです。そして、数点買いをする消費者も減ってきており、生産しても数量が思うようにはけない為、メーカー側も在庫を持たなくなってきました。在庫を多く作って余らしてセールで出すより、プロパーで売れる数量だけ作り利益を得ようとするからです。このような長く着れるアイテムはセール前に売り切れてしまう事が多いです。特にZARAなど商品の回転率がはやいお店では、セール時期には本当に売れ残ってしまった商品が多くなっており、セールする商品数が減っている可能性があります。そのあたりはしっかりと見極めが必要です。
どの商品がどの時期で買うのがお得なのか考えよう
人には様々な買い物の仕方があると思います。気温の変動を感じて買う人、先取りして服を買う人、セールでしか買わない人、自分のお気に入りの服があれば迷わず買いに行く人などです。また、店舗で買う人、ネットで買う人など多様な買い物ができるようになってきています。しかし、やっぱりお買い得に買い物をしたいという方が多いのではないでしょうか。やはりそれには、自分にあった情報を探すのが必要となってきます。例えば、そのお店のセール時期をネットで確認してみたり、欲しい商品があってもこのお店はすぐに完売してしまうなどの実体験などを踏まえて考える必要があるかと思います。自分がいかにお買い得に買い物をするにはどのような方法が良いのかを今一度見直してみるのもいいのかもしれません。
