習い事と言えば、「ピアノ」と答える方も多いのではないでしょうか。
ピアノ教室は、ピアノの演奏技術や理論を学ぶための場所ですが、一般的に、ピアノ教室では、楽譜の読み方や演奏技術、音楽理論、表現力など、ピアノ演奏に必要な様々なスキルや知識が教えられます。
ピアノ教室には、個人レッスンやグループレッスンがあり、個人レッスンは、1対1での指導で、生徒の能力や目的に合わせた指導が受けられます。また、グループレッスンは、複数人でのレッスンで、相互に刺激しあいながら、音楽的なコミュニケーション能力を育むことができます。
しかし、一方で、教室へ通うことで起こりうるデメリットも多く見られます。
そこで、今回は、ピアノ教室に通ってはいけない理由と、通うにあたって、注意するポイントについて詳しく見ていきます。
なぜ通ってはいけないのか?デメリットについて
費用が高い
ピアノ教室に通うには、講師の指導料や楽譜の購入費、練習用のピアノをレンタルする費用などが必要となります。これらの費用が高額で、家計に負担をかけることがあるため、通うことが難しい場合があります。
時間的な制約がある
ピアノ教室に通うには、定期的に予約を取り、指導時間に合わせて出かける必要があります。仕事や学校、その他のスケジュールとの調整が必要となるため、時間的な制約が生じることがあります。
長期的に通うことを検討している場合、かなりの時間が制約されるでしょう。
モチベーションが維持できない
ピアノ教室に通う場合、週に1回や2回など、指導を受けるスケジュールが定められるため、独学よりも継続するためのプレッシャーがかかります。しかし、生徒自身が練習しなければならないため、モチベーションを維持することが難しくなります。
どのような習い事でも出てくるケースではありますが、上達しているのを自分で感じることができなければ、モチベーションの低下に繋がってしまいます。
講師との相性が悪い
講師との相性が悪い場合、指導が受けにくく、学びたいことを十分に理解することができない場合があります。また、講師の教え方や性格に合わない場合、レッスンを楽しむことができず、逆にストレスを感じることもあります。
達成感が得られない
練習を続けても、自分の演奏技術が上がらない場合や、好きな曲を演奏することができない場合、達成感を得ることができず、やる気が低下することがあります。
1日、2日で上達することはまずありません。いかに継続できるかがポイントになります。
以上が主だった理由になります。
メリットについて
モチベーションの低下に繋がる理由も多々ありますが、通う事で喜びを味わえるのもピアノ教室の良いところ。メリットを見ていきましょう。
質の高い指導が受けられる
ピアノ教室では、経験豊富な講師が一人ひとりの生徒に合わせた指導を行うため、適切なアドバイスや指導を受けることができます。
また、ピアノの演奏技術だけでなく、音楽理論や音楽史などの知識も学ぶことができるため、教養も身に付き、場合によっては、人間としても成長できます。
適切なレベルのレッスンが受けられる
ピアノ教室では、初心者から上級者までの生徒に合わせたレベルのレッスンを受けることができます。初心者の場合、基礎から丁寧に教えてもらうことができるため、上達する喜びを感じられます。
また、上級者の場合には、より高度な技術や演奏に必要なテクニックを学ぶことができます。自分のスキルアップを望むのなら、最適な場所といえます。
コミュニケーションが豊富になる
ピアノ教室では、同じ趣味を持つ仲間と出会うことができます。講師や他の生徒とのコミュニケーションを通じて、音楽についての意見交換や演奏の練習、発表会などのイベントに参加することができます。
自己表現力が向上する
ピアノを演奏することで、自己表現力が向上することがあります。ピアノ教室でのレッスンを通じて、音楽の表現力や感性を磨くことができ、自分自身の世界観や感情を表現する手段としてピアノを活用することができます。
また、ピアノ以外での場面で表現力を発揮できるといったケースも出てきます。
ピアノ教室を賢く選ぶ方法
講師の質
講師の質は、ピアノ教室を選ぶ際に最も重要なポイントです。講師は、生徒の個性やレベルに合わせた指導ができるかどうかが重要であり、講師の経験や専門性、教育背景、指導方針などを事前に調べることが重要です。
レッスンスタイル
ピアノ教室には、グループレッスンや個人レッスン、オンラインレッスンなど様々なスタイルがあります。自分の目的やスケジュール、予算に合わせたレッスンスタイルを選ぶことが大切です。
料金体系
ピアノ教室の料金体系は、教室によって異なります。授業料や入会金、その他の費用などを明確に確認し、予算に合わせた教室を選ぶことが重要です。
教室の場所
通いやすい場所にあるピアノ教室を選ぶことが重要です。交通アクセスの良い場所や自宅近くの教室など、通いやすい場所を選ぶことで、レッスンの継続がしやすくなります。
教室の雰囲気
ピアノ教室の雰囲気は、生徒にとって重要な要素の一つです。自分が気持ちよくレッスンを受けられるような教室を選ぶことが大切です。
以上のように、講師の質やレッスンスタイル、料金体系、教室の場所や雰囲気などを考慮し、自分に合ったピアノ教室を選ぶことが大切です。
また、教室に通い始めた後も、自分の目的やレベルに合った指導が受けられているか、レッスンスタイルや教室の雰囲気が自分に合っているかなどを定期的にチェックすることも重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ピアノ教室に通うには、費用が高額であったり、講師との相性の問題があったりなど、デメリットも多くあります。ですが、プロのレッスンを受けれて、自己表現力の向上に繋がったりするなど、自分にとってプラスとなる要素もたくさんあるのが事実です。
これからピアノを習おうとする方は、自分に合った教室をよく考えた上で、実際に体験入学などへも参加されてみでもいいかもしれませんね。