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センセーショナルなタイトルで、驚かれた方もいると思います。
しかし、定年後、65歳から年金をもらうまでの間、
お金をどのようにして用意しようかと考えている方が
大部分ではないでしょうか。
そこで、今回は現在、会社勤めの方で、すでに年齢が50代後半になり、
そろそろ定年後の生活をどのようにしたらいいか考え始めている方や、
漠然と不安を感じてネットで調べてみようとしている方を対象に、
記事を書いてみました!
定年は60歳でも、公的年金の支給年齢は65歳からになっています。
5年間をどのようにして生きていくか、これは死活問題です。
退職金や貯金で5年間を食いつないで行けるでしょうか。
経験のないことなので不安感が先に立つと思います。
ここでは、定年制の現状や再雇用のこと、
60歳からの職探しについて述べていきます。
不安のない老後を送るためのヒントになれば幸いです。
定年制は今、どうなっているのか
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60代前半については既に、企業は「定年廃止」「定年延長」
「継続雇用制度導入」のうちどれかで社員を処遇する義務があります。
具体的にいいますと、60歳の定年を63歳に延ばしたり、
従業員が希望すれば同じ企業かグループ企業で
嘱託や契約社員などで継続雇用したりする必要があります。
このことを企業が実行しなければ行政指導を経て
最終的には社名が公表されることとなっています。
実態としましては、定年廃止や定年延長をする企業は少なく、
継続雇用制度を導入している企業が8割ぐらいだそうです。
継続雇用の実態はどうなっているのか
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継続雇用ということですが、その実態はほぼ再雇用です。
あくまでも再び雇用されるととらえたほうがいいと思います。
改めて入社試験を受けるつもり、新人としてスタートするつもりで
臨んでほしいと思います。
賃金は、継続雇用になった場合でも実質は再雇用であり、
大幅ダウンは避けられません。
しかし、労働時間短縮や仕事内容の変更
ということが伴っているとのことです。
60歳で退職して新しい職場を探すにはどうしたらよいか
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一方、定年を機に今までの会社に引き続きいたくなくて、
違う会社・仕事を希望される方もあると思います。
そういう方には、主に以下のような仕事の探し方の方法があります。
●人材紹介会社の活用
1つ目は民間の人材紹介会社の利用です。
いろいろな仕事から選択することができ、選択肢は幅広いです。
しかし、自分の経験・スキルと企業側のニーズが噛み合わなければ
紹介自体を受けることができないため、
紹介会社任せにするのは注意が必要です。
●シルバー人材センターの活用
2つ目はシルバー人材センターの活用です。
都道府県毎に1つずつ設置されています。
公益社団法人として運営されているため信頼できますが、
仕事の紹介を受けるには3000円程度の年会費がかかります。
多くの仕事が時給・日給などの給与ベースではなく、
配分金(報酬)の形式を取っているため、
高い収入を期待することはやや難しいかもしれません。
●シニア向け求人情報サイトの活用
3つ目は求人情報サイトで仕事を探すことです。
これまで求人情報サイトは若年層向けのサービスが主であり、
シニア向けの求人情報サイトは不足していました。
しかし、マイナビミドルシニアなどのサービスも出てきており、
様々なシニア向けの求人を探すことが可能になりました。
次に求職者の人気職種を以下に述べてみます。参考にしてください。
■ビル、マンション管理人
これは経験値の高さや、人当たりのよさといった
シニアならではの要素が、雇用主から魅力的とされるためです。
しかし競争率は高いため、ビル管理であればボイラー技士や
消防設備士といった資格を、マンション管理であれば、
建築物環境衛生管理技術者やマンション管理士といった資格を
とっておくと就職が決まりやすくなる傾向があります。
■警備員
経験がない場合は、仕事に関連する法律を学ぶ基本教育と
実務研修をそれぞれ15時間ずつ受ける必要がありますが、
基本的にはこれだけで警備員として働くことが可能です。
求人ニーズは高いため、
スムーズに仕事を決められるケースが多いです。
■資格がなくてもできる仕事
外食産業や販売などで働く方です。
たとえば、モスバーガーやドン・キホーテなどの企業では、
シニア層を積極的に雇用しています。
もともとは若年層の人材不足によってシニア層へ雇用を
シフトしたという背景がありますが、シニア層のほうが
無遅刻無欠勤で働いてくれる人が多く、さらに朝早い時間帯も
苦にならないなどの強みも発揮されています。
お客さんからの評判もいいということで、
安定した雇用が続いています。
まとめ
今までの経験にとらわれずに、
まずは自分にできそうな職種から応募してみると
いいかもしれません。
警備員や販売員といった仕事は、
比較的仕事につきやすい職種です。
まずは働き始めるのに敷居が高くない職種から
探してみてはいかがでしょうか。
また、今まで企業の役職者をしてこられた方は
新たな気持ちで勤め始められることが必要かもしれません。