体を清潔に保つためにも、普段からバスタイムにはボディソープを使用して全身をきれいにしているという方は多いですが、使用するボディーソープによっては配合されている成分によって肌に負担をかけてしまう危険が潜んでいます。
特に敏感肌や乾燥肌、赤ちゃんに使用するボディーソープは安全面を考えて選ぶ必要があるため、買ってはいけない商品とはどんな特徴があるのかをしっかり把握するようにしましょう。
配合成分
市販されているボディーソープには薬用タイプから保湿を重視したコスメタイプまで様々あります。
殺菌作用が高く洗浄力が高いものが多い傾向にありますが、市販されている商品には必ず防腐剤や添加物が配合されており、特に防腐剤は当然肌に使用して良い成分とはいえません。
そこで商品を選ぶ際にはどんな成分が配合されているか必ず確認をして、危険な成分が含まれていないかチェックをしましょう。
ボディーソープに含まれる危険な成分として挙げられるのが、「トリクロサン」や「ジブチルヒドロキシトルフェン」といった殺菌成分です。これらは殺菌力が非常に強く発がん性が高いことから、皮膚炎や過敏症を起こしやすい成分といわれています。
特にトリクロサンを配合した商品は、実際にアメリカ国内では一般向けに販売禁止になっているほどなので、トリクロサンが配合されている商品はできるだけ買わないことをおすすめします。
他にもアメリカで一般向けに販売禁止されている殺菌成分には、「トリクロカルバン」があり、トリクロサンと同様に配合されていないか確認を行うようにしましょう。
肌への負担
他には泡立ちを良くするものとして、「キレート剤」や「エデト酸塩」、「EDTA」などの成分はどんな商品にも配合されています。ただし人によっては皮膚刺激が強く、肌に良くない成分といわれているので敏感肌や乾燥肌の方には向きません。
高い洗浄成分として多くの商品に配合されているものとして、「ラウリル硫酸塩」や「ステアレス」、「コカミド」などの合成界面活性剤は、乳幼児にとっては体調を害する恐れがあり大変危険です。高すぎる洗浄力は肌に負担を与える原因となり、皮膚の中に成分が溜まることで皮脂を根こそぎ取り除き、アトピー性皮膚炎の原因になる可能性も高いです。
防腐剤や添加物として配合されている成分として、「パラベン」や「香酸銀」などがあります。これらの成分は使用することでアレルギーや肝機能低下の原因となる危険を持っており、皮膚刺激が強いことから肌に悪い成分だと考えられています。
このように市販されている商品には、こういった肌に負担を与えてしまう成分が配合されていることが非常に多いので、きちんと毎日お風呂に入ってケアをしているのに、ニキビや肌荒れができてしまって困っているという肌の悩みを抱えているならば、普段使用している洗浄剤が記載された表を一度見直すことをおすすめします。
界面活性剤
商品の中には植物性100％や天然由来と書かれ、肌が潤うイメージ作りをしている商品も少なくありません。しかし植物や動物の原材料を使用していても、その中に肌に悪いとされる危険なものが配合されていたり、石油類から作られた合成界面活性剤が加えられている問題があります。界面活性剤は洗浄や殺菌の他に、乳化と呼ばれる水と油を混ざりやすくさせる特性を持っている特徴を持っています。
そのため皮膚に優しく、自然に近い成分が配合と謳っていても、商品に記載されている表を見ると安全に使用できなくなってしまう商品も多いため、潤いの宣伝に乗せられて使い続けてしまうと、皮膚が若返るどころか皮膚細胞の老化を早める結果になります。
消費サイクル
また商品を選ぶ上で多くの方が、大容量でコストパフォーマンス性の高いものを選ぶという場合が増えてきています。ただし液体タイプのボディーソープは腐りやすいため、品質を一定に保つためにも肌に負担をかける原因となる防腐剤や殺菌剤などの薬剤が多く使用されやすくなります。
そのため商品を購入する際には大容量タイプを購入したり、お得だからといって詰め替え品を購入し開封してそのままにしておくよりも、防腐剤や添加物を使用していないアミノ酸石鹸ベースの少量タイプの商品を選ぶようにすると、高品質の商品を良い状態で使い続けることが出来るのでおすすめです。
無添加
アレルギー体質をお持ちの場合や、デリケートな肌質の赤ちゃんや小さなお子さん、妊婦さんがいるご家庭では、体を洗うための商品選びは念入りに行うことが大切ですし、選ぶ際には無添加仕様の液体石鹸をおすすめします。最近ではポンプ仕様で泡立て不要のタイプも登場しているので、肌への摩擦を最小限にして優しく汚れを洗い流すことが出来るようになります。
アトピー性皮膚炎の方や敏感肌向けの商品は、パッケージなどに記載されていることも多いので、安全性を考慮するならば価格や美容効果だけで選ぶことなく、成分チェックをきちんと行うことが大切です。
