つわりの症状は幅広く、人によって違いがあり、1度の妊娠ごとにも違う
タイプの症状で発生したりします。
原因は、妊娠初期のホルモンバランスによるため?という程度のハッキリ
しないものなので、予防策を立てるのが難しいですよね。
そこで、つわりが始まってしまったら、その辛さを緩和する方法や、回避
する対策が必要となってきます。
色々な人の声や自分の実体験から得た答えとしては、「いずれ通り過ぎる
ものだから、無理と我慢はしなくていい」でした。
今、辛く苦しい思いをしている妊婦さんの体調とメンタルが、ほんの少し
でも軽くなれるような、お役に立てたらいいな、と思います。
つわり症状の幅広さに伴う対策や対応も多岐にわたる!
妊娠初期に急激に表れる様々な症状全てを、つわりと呼ぶものだと、
以前年配の方から聞きました。
多くの人が経験している《吐きづわり》や《食べづわり》に加え、
尋常ではない眠気が続くのも、ひとつ食品に執着して止められないのもつわり。
メンタルの起伏が不安定になり、泣いたり怒ったりで疲れてしまうのも
つわり、どうしようもない倦怠感に陥るのもつわり、との事です。
数え上げればキリがなく、他にも様々な形で表れる極端な症状のほとんどを
つわりだと認定して、安静と優しさで対応しても良いかと思います。
病気じゃないんだから!と厳しめな意見を言われたことありませんか?
どの様な症状であっても、本人は苦痛でたまらない時期にキツイですよね。
つわりの症状を回避することが出来ない期間は特に、無理をせず少しでも
楽に過ごすことを心掛けて欲しいです。
出来ないことは出来なくてもいい、出来ることだけしていればいい。
睡魔がきたら我慢しなくていい、軽く仮眠を取ってみてスッキリする。
妊婦大先輩である親や、婦人科の先生の指導が難しく感じたら、
今は保留にしておいていいと思います。
ああしなきゃいけない、こうするべきだ、なんて事はただのマニュアル。
お腹の赤ちゃんと自分の身体の健康維持だけ考えて、気を楽に過ごすこと。
多岐に渡るつわりの症状から、楽になる対策は同じく多岐に渡ります。
身体やメンタルのSOS信号だと捉え、症状に合った労わりをあげましょう。
実践的なつわり対策の参考例《吐きづわり》
つわりで一番多くみられる症状は、吐きづわりですよね。
妊娠した直後から吐き気を感じる人もいるのではないでしょうか。
つわりの一般的な期間はおよそ、妊娠5週~16週、約2~3ヶ月間です。
そのピークは8~11週の期間であるようです。長いですね。
たった一晩、体調を崩して吐き気に苦しめられただけでも消耗するのに
それが数ヶ月続くなんて、想像を絶する辛さです。
始めに、吐きづわりは脱水症状に注意して下さいね。
水分も取れないほどの吐き気がある時は、氷を口に含むなどの対策を。
色々な匂いにも敏感になり、いつもはいい香りだと思っていたものにまで
吐き気を感じてしまう場合があります。
マスクをする、スッキリする香りで防御する、ミントタブレットなどを
常備しておくなど、匂い対策も色々あります。
吐き気により体力が落ちてしまうのが心配なので、ひと時でも吐き気を
止めたい、軽減したい場合に、生姜の吐き気止め効果を試して下さい。
ジンジャーエールやジンジャーティーで水分補給しながら、吐き気を
抑える事が出来るかも知れません。
ビタミンB6にも吐き気止め効果があるようです。
ビタミンB6を含む食品は、バナナやニンニク、肉や魚などです。
気持ち悪くなってどうしても食べられない、という場合にはゼリー飲料で
栄養と水分を補給してみると良いでしょう。
今は各社、葉酸サプリが出ていますよね。
妊娠期間に必要な栄養源をサプリで効率よく摂取するだけでも安心です。
あまりにも強い吐き気が長期間続いてしまうのは大変心配なので、無理して
我慢せず、産婦人科で対処してもらいましょう。
知人は1週間ほどつわりで入院していました。
とても激しいつわりだったので、母子共に、安静に過ごせる対策でした。
実践的なつわり対策参考例《食べづわり》
気持ち悪くなるのを食べることで抑える。
何か食べていないと吐き気が来る。これは食べづわりの症状です。
起き抜けに気分が悪くなるケースもあるようなので、手の届く枕元などに
クッキーやビスケット、バナナなどを置いておくのはおススメ対策。
外出時に口の中が空っぽで気持ち悪くなる心配があれば、ポケットに飴や
キャラメルを常備しておくといいですね。
おつまみ系の《茎わかめ梅味》を持ち歩いている友人がいました。
普段の嗜好品とは異なるこだわりに変化するケースも多々あるようです。
それは、ある食べ物に異常に執着し、我慢できずにそればかり食べてしまう
というのも、食べづわりなのでは?と思います。
80歳を超えたお婆ちゃんが、妊婦さんだった時代に、貧乏で大変だった
けれど、桃が食べたくて我慢できず、家族に隠れて買って食べていた。
そんなお話を聞いた時、自分にも思い当たる事があり、初めての妊娠初期、
毎日毎日、カレー南蛮うどんを食べずにはいられなかったあの期間。
どれもこれも、食べづわりによる症状だったんだと思い、また、身体に悪い
ものでない限り、我慢せず食べてもいいんだ、とも思いました。
もちろん、我慢しなくていいとは言っても、体重増加や糖分の摂り過ぎには
気を付けなくてはいけません。
妊娠期間中は虫歯にもなりやすいので、飴やキャラメルなどを常時口の中に
入れているのであれば、口腔内ケアにも細心の注意をはらいましょう。
実践的なつわり対策参考例《メンタルと身体のリフレッシュ》
自分の身体の中に、新しい命が宿り、神秘的な大仕事が行われている胎内。
どんどん大きく重くなり、苦しかったり、どこか痛めたりしますよね。
つわりの症状は、軽い運動や気分転換で軽減することもあるようです。
無理のないストレッチ体操などで、心と身体をリフレッシュしましょう。
お散歩したり、水中歩行で脚を動かすのはとても効果的で、妊娠による
浮腫みを抑制し、中毒症にかかりにくくなります。
運動不足のまま動かずにいると、予定日になってもなかなか陣痛が来ない
なんてこともあるようなので、軽い運動は心掛けておくと良いですね。
赤ちゃんを迎えるために、お部屋のお掃除を丁寧にしてみたりするのも
身体を動かし、スッキリ気分になって、リフレッシュできると思います。
私事ではありますが、予定日近くになって「出産前に洗車しておこう」と
思い、自宅で洗車をしている途中に陣痛がやって参りました。
重くて辛くて気持ち悪くても、出来る事だけ無理なく少しづつやってみる。
色々な手段で、自分に合った楽になる対策を見付けてやってみる。
本当に辛く大変な時は、何もしなくていいんです。
そのくらい、気楽に構えて安静に、穏やかに過ごされて下さいね。
まとめ
出産の痛みは産後忘れてしまうものって聞いたことありますよね。
つわりも同様、死ぬほど辛かったのに、通過すると忘れられます。
あれほど苦しんだのに、忘れている今がある!という事実をお伝え
したいです。大丈夫!必ず通り抜けられるから!
文字を見るだけでも気持ち悪くなってしまう貴女は、ゆっくり目を
閉じて、自分の中の神秘な出来事に心を馳せ、自信と誇りをもって
このつわりの辛い期間を乗り切って下さいね。
無事可愛い天使が産まれますように!
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